ビルのダクト清掃の必要性
ビルという形の建築物の場合、空調や換気等のために内部にはダクトが通されていることがほとんどです。
しかしダクトは普段の生活や業務の中では意識することはほとんどないので放置されてしまっていることもあります。
では、ビルのダクト清掃にはどんな必要性があるというのでしょうか。
実はダクト清掃には様々な、そして重要な意味があるのです。
例えば最も大きいのはランニングコストの増大となります。
具体的に言うとまずダクトの内部にホコリなどが蓄積することによってエアコンなどの空調のパフォーマンスがかなり下がる可能性があるのです。
すると、エネルギーは無駄に消費され電気代などのコストがかなり上がります。
きちんと清掃を定期的に行なえばかなりの節約になるのです。
さらにダクト清掃を行うことで最悪の場合家事を引き起こすこともあり得ます。
建物内にレストランなどの飲食店がある場合には特に油分などがダクトに溜まりやすくなり、火災を引き起こしたり火災発生時にダクト内で延焼して被害を拡げてしまうことがあるのです。
ビルのダクト清掃の頻度の目安はどれくらい?
台所・浴室・トイレなどの換気扇から排気口までを繋ぐトンネル部分の「換気ダクト」を長年清掃していないとホコリ・花粉・虫の死骸が溜まってしまうと換気の効率が悪くなるだけでなく、喘息・花粉症などの健康被害をもたらす可能性があります。
特に、築年数が10年以上のビルにお住まいの方は注意が必要です。
もし、換気できていないと感じる・室内の匂いが排出されない・異音がする場合には汚れが溜まってしまっている可能性があります。
なお、マンションなどは機密性が高いので汚れによって換気の効率が低下し、カビや異臭が発生する原因ともなってしまいます。
ビルの換気ダクトは一般的に共用部分になりますので、管理組合や大家さんが行う事がほとんどです。
ダクト清掃の目安は使用頻度や環境によって異なりますが、だいたい5年に1度清掃を行うのが一般的です。
万が一、ダクト清掃が必要だと感じたら管理組合もしくは大家さんに相談をしてダクト清掃を行うことが大切です。